【伊藤潤二ファン必見!】伊藤潤二展「誘惑(Enchantment)」恐怖の追体験レポート

長年、伊藤潤二作品に心を奪われてきた私にとって、この展覧会はまさに夢のような空間でした。
ホラーなのに美しい、グロテスクなのに目を離せない——そんな伊藤ワールドを丸ごと味わえる**初の大規模個展「誘惑(Enchantment)」**が、宮城県石巻市・石ノ森萬画館でついに開幕しました(会期:2025年7月26日〜9月28日)。

会場には、『富江』『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』など、ファンなら何度もページをめくったであろう名作の直筆原画がズラリ。『首吊り気球』の不穏な空気感も、生原画で見ると迫力が段違いです。さらに、本展のために描き下ろされた新作原画も展示されていて、「これが今の伊藤潤二だ!」という進化した世界観に震えます。

そして、個人的に胸が高鳴ったのが、フィギュア原型師・藤本圭紀氏による新作「富江」フィギュア。平面の恐怖が立体化され、間近で見ると本当に囁きかけられているような錯覚に陥ります…。

入場料は一般900円、中高生600円、小学生250円(未就学児は無料)で、常設展も合わせて楽しめます。石巻の街とともに、この唯一無二の恐怖と美の世界を堪能してほしいです。

★筆者からのひと言

もしあなたが伊藤潤二作品を一度でも読んで心をざわつかせたことがあるなら、この展示は絶対に見逃してはいけません。原画から放たれる圧倒的な不気味で妖艶なオーラは、ページ越しでは味わえない“生きた恐怖”そのものです。

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